てらもと総合福祉センターの小島です。
今日は火曜日に行われた音楽療法の模様をレポートします。
当施設では、各フロアーで月1回づつ音楽療法士の先生による音楽療法が行われています。
まず、音楽療法とはどんなものか説明いたします。各団体で定義に少し違いがあるのですが、東京音楽療法協会の定義が分かりやすかったので引用させて頂きますと『音楽の持つ生理的・心理的・社会的働きを、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上に向けて、意図的、計画的に活用して行われる治療的、教育的技法である』とされています。
以前に先生にお話をお聞きしましたら、当施設では対象者が高齢者なので、入所者様が過去に聴いていたであろう音楽・歌を使用したり、楽器は鳴子など高齢の方でも親しみがあるようなものを使用してプログラムを組んでいるんですとおっしゃってました。
今回音楽療法終了後、先生に詳しくお話を聴かせて頂く機会があり、楽器をただ単に鳴らす事は簡単でそれでも効果があるのですが、それよりも重視しているのはみんなでリズムをとって鳴らす、みんなでそろって音を止めるなど難易度を変えて集中力を鍛えたり、達成感が得られるように工夫されている事や、他にも聴覚だけでなく、触覚や嗅覚までもつかうように色々な工夫がされている事を聴かせて頂き、今まで何気なくみていた音楽療法に様々な要素がとり入れられている事が分かり私自身も大変勉強になりました。
音楽療法に参加されている方は活気があり、いつもよりいきいきしているように見えます。
写真にはありませんが、他にシャボン玉を使用したり、大きなスカーフを使用したりと楽器を使用しない音楽療法もあり、身体を動かせない方でも楽しめるように工夫されていますので、私たち職員も参加したいと希望されている入所者様にはすべて参加して頂けるよう支援して行きたいと思います。
2013年4月20日
1:44 PM |カテゴリー:
てらもと総合福祉センター