こんにちは、てらもと介護用品レンタルです。
梅雨入りしたものの、晴れたり降ったり、時に局地的な豪雨に見舞われたりとややこしい天気の今日この頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
さて、少し間が空いてしまいましたが、4月に行ってきた「バリアフリー展2014」の第2弾をお伝えしたいと思います。
第1弾では介護ロボットを中心にお伝えしましたが、今回はもう少し身近な商品で驚いたものや感心したものをご紹介します!
まずは株式会社リッチェルのポータブルトイレ「きらく座優」シリーズから、エクスジェル便座タイプが昨年秋に新登場しました!
便座といえばほとんどがプラスチック製で、最近ではソフト素材をはめ込んだ、いわゆる「ソフト便座」と呼ばれるものも増えました。
しかし、こちらの商品は便座にエクスジェルという特殊なゴム素材を使用しており、従来のソフト便座の更に上をいく座り心地になっていると思われます。
エクスジェルについては株式会社 加地のページを参考にしていただくとして・・・
一言で言えば「圧力分散性にものすごく優れたゴム素材」で、医療・介護の分野にとどまらず、自動車及びモータースポーツの分野でも活用されています。
てらもと介護用品レンタルでは、このエクスジェルを使った車いす用クッションや車いす用背もたれ等も取り扱っています!
話を戻して・・・エクスジェル便座は、長時間座る方や床ずれリスクの高い人、あるいは既に坐骨部周辺に床ずれができていて痛みがある人や、それによりトイレが億劫になってしまっている人などのお尻をやさしくサポートしてくれます!
さらにこの便座、後方が仙骨の接触を避けるカーブ構造になっており、さりげない気配りがニクイです(b゚v`*)グッジョブ♪
つづいては、もう一つポータブルトイレでパナソニックの「座楽ラフィーネ」
パッと見は従来品のかゆい所(組み立てづらさ、肘掛・脚の高さ調整等)を改善しただけの商品に見えたのですが、最大の特徴は"フタ"にありました。
通常、便座のフタは持ち上げて、折りたたんで、背もたれ付近へ押し込むという3つの動作が必要でしたが、ラフィーネのフタはほんの少し持ち上げるだけで、あとはバネの力で一気に開いてくれます!
手に力が入りにくい方や、前かがみの動作がつらい方等の負担を軽減してくれます。
ただ、オープン時の勢いが凄すぎて、ポータブルトイレのすぐ後ろに物は置けない感じでしたが・・・(笑)
カラーはモカブラウンとミスティパープルの2色があり、個人的にはミスティパープルが落ち着きがあって綺麗だと思いました。
最後は日進医療株式会社の「スタンダップチェアⅡ」
通常は電動車いすとして使用するのですが、長時間座っていてお尻が痛くなってきた時や棚にある物を取ろうとした時、ボタン操作でな、なんと・・・車いすごと立ち上がることができるのです!!!
写真を撮っていなかったのが悔やまれます(>皿<)
これにより脚の筋力が低下していて立ち上がりが難しい方や、麻痺があって立ち上がりができない方でも、自分の足で立って何かができるというものです。
この商品は実際に障がいをもち、車いすで生活を送っている社員さんが開発スタッフに加わり作られたものだそうです。
車いす生活を送る人のニーズをそのまま反映したといえる、素敵な車いすだと感激しました!
2回に渡りバリアフリー展の模様をお伝えしましたが、現地ではここで紹介した商品の何百倍もの商品が出展されています。
今年行けなかった方、もしくはバリアフリー展なるものを初めて知って興味を持たれた方は、是非とも来年は参加してみてください!
2014年6月12日
9:00 AM |カテゴリー:
てらもと介護用品レンタル