てらもと介護用品レンタルより新製品のお知らせです。
福祉用具も日々進化しており新製品が続々と開発されています。
私たちも福祉用具に携わる者として、毎年開催されるバリアフリー展やメーカー主催の新製品発表会等に積極的に足を運び、最新情報を仕入れ日々の業務に活かすよう努めています。
そこで今回は車いすの最新情報をお知らせしたいと思います。
その名も『ネクスト・コア』(松永製作所)
4月に開催されたバリアフリー展2013にも出展され、同月発売になったばかりの最新モデルです。
車いすにはスタンダードタイプや多機能タイプ、モジュールタイプ等と様々なモデルがあり、こちらの『ネクスト・コア』はスタンダードタイプにはなるのですが、後述のとおり細かい部分に気を配って開発されたモデルで、まさに「次世代のスタンダード」と言えるかと思います。
ポイント① 軽量&スリム・コンパクト
『ネクスト・コア』はスタンダードタイプ車いすでありながら重量が自走式で11.8kg、介助式で10.8kgと軽量タイプ車いすに匹敵する軽さとなっています。
ちなみに、一般的な自走式車いすではおよそ13~15kgほどです。
また、全幅が55cm、全長が95cmとなっており、従来の自走式車いすよりもそれぞれ-10cm、-7cmのスリム化を実現し、狭い通路や室内での移動がスムーズに行えるように設計されています。
ポイント② 座位(座り姿勢)の安定性がアップ
従来モデルの背張り調整機能とは違い左右の背張りを独立して調整することができるので、曲がった背中のラインにも背もたれがフィットして座位が安定するとともに、圧力を分散させることで背中の凸部分にかかる痛みを軽減します。
ポイント③ 背フレーム後方曲げ構造による圧迫感の軽減
従来モデルの背もたれは真っ直ぐに伸びているため、円背(背中が曲がって丸くなった状態)が強い方だと背もたれにより背中が前方に押され、強い圧迫感が生じることがありました。
胸部が圧迫されると呼吸は苦しくなるし、腹部を圧迫されると食べたものが逆流してしまう恐れもあります。
『ネクスト・コア』では背もたれを後方に大きく曲げることで肩を後方に逃がし、圧迫感を軽減します。
さらに背張り調整や車いす用クッションを併用することで、円背の方に起こりがちなうつむき姿勢を改善し、しっかりと正面を向いて座れるようになることも期待できます。
さて、ここまではあくまでも机上のお話。
出展数が膨大なバリアフリー展では、気の済むまでじっくりと触るというのは時間的な制限もありなかなか難しいものです。
「なんだか良さそうな車いすなので現物をじっくり見たい!触りたい!」
ということで業者さんにお願いをし、先日ケアマネージャーを交えてのデモンストレーションを行っていただきました!
写真左(ブルー)が従来型モデル、右(グリーン)が次世代モデル。
メーカーの謳い文句が本当のところはどうなのか!?
やはり実際に触ってみないと分からないことや、体感してみて「なるほど!」と思った部分がたくさんありましたので、写真に解説を交えてご紹介したいと思います。
工具が無くてもフットサポートの調節が可能に!
微調整をしたいと思ったその時に、ご家族様の手で簡単に調節ができるようになりました。
左右独立背張り調節機構。
正式には『立体スリングシート』(㈱であい工房の登録商標)と言うそうです。
背フレーム後方曲げ構造。
肩周りの開放感とお腹のゆったり感が「なるほど!」でした。
長期間使用しているとスポークに溜まった埃や汚れは結構すごいものなのです・・・
だったら汚れの溜まる部分そのものを減らしてしまおうという発想にも「なるほど!」です。
その他、詳細等についてはこちらをご覧ください。
http://www.matsunaga-w.co.jp/new2/NXCR/NXCR-P1.html
こちらの『ネクスト・コア』ですが、早速てらもと介護用品レンタルでも取り扱いを開始しましたので、一度試してみたいと思われた方は是非お問い合わせください。
今後も新製品等のご案内をしていきたいと思っていますので、どうぞご期待ください!
2013年5月25日
3:30 PM |カテゴリー:
てらもと介護用品レンタル