こんにちは、てらもとケアプランセンターです。
近頃は朝晩と涼しくなってきましたが、月末にむけてまた30度を超える日が続くようですので、今回は改めて熱中症についてお話をし、今からでも予防に役立てて頂ければと思います。
まず、熱中症のおさらいですが、人間の身体は皮膚からの放熱や発汗によって体温を下げますが、外気温が非常に高い時や皮膚温以上の時には放熱や発汗ができなくなり、熱中症を引き起こします。
熱中症は軽度のけいれん、中等度の熱疲労、重度の熱射病の3つに分類されます。
めまいやこむら返り、手足のしびれ等の症状の時は、涼しい場所で横になったり、身体を冷やして水分と塩分を補給しましょう。
頭痛や吐き気、虚脱感等がある時で、自分で水分を摂れない場合は病院へ行きましょう。
意識障害やけいれん等を起こしている場合はすぐに救急車を呼びましょう。
熱中症を予防するには、喉の渇きを感じる前にこまめに水分を摂ることが大切です。
特に高齢者の方は加齢によって身体の異変に気づきにくくなっていますので、意識して水分補給をする必要があります。
また、水分だけではなく、塩分などの電解質も失われると考えられているので、水に塩分や糖がバランスよく配合された経口補水液を利用しましょう。
☆自宅で出来る経口補水液の作り方☆
・水 1リットル
・砂糖 20~40g
・塩 3g
・レモン果汁 1/2個
なお、経口補水液が飲みやすく感じる時は、既に脱水症状だと考えられます。
次にエアコンを活用しましょう。
室温28度、湿度70%を越えたらエアコンをONにしましょう。
暑さの基準は「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」の4段階に分かれています。
・危険 31度以上
高齢者においては安静状態でも発症する危険が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
・厳重警戒 31~28度
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
・警戒 28~25度
運動や激しい作業をする際は、定期的に十分に休息を取り入れる。
・注意 25度未満
一般的に危険性は低いが、激しい運動や重労働時には発症する可能性がある。
少しは参考になったでしょうか。
暑さの基準が「危険」レベルなのに、「エアコンが嫌いだ」と厚さを我慢してはいませんか?
水分補給はお茶のみで、塩分や糖が不足してはいませんか?
皆様にはお元気に残暑を乗り切っていただき、待ちに待った秋を迎えていただきたいと思います。
私たちケアマネジャーはこれからも注意を呼びかけ、ご高齢の方々の熱中症予防に努めてまいります。
2016年9月20日
3:00 PM |カテゴリー:
てらもとケアプランセンター