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生登会ブログ

てらもと総合福祉センターの奥開です。 まだまだ暑い日が続いていますが、8月も終わりに近づくにつれ、少しずつですが、日が暮れるのが早くなってきました。 さる8月19日に当センターにて、介護職員を対象とした「紙オムツ講習会」が開催されましたので報告をさせていただきます。 我々介護職員は、普段からご利用者様の排泄ケアにてリハビリパンツや紙おむつに触れることが多くあり、研修や実務経験を通じて、その扱いや使用方法も当然知っているつもりです。 まずは基礎知識としてオムツ類の種類やサイズ展開等、機能の説明です。 尿パッドに水を含ませて、どれぐらいの量の水分が吸収できるのかを実際に確認し、ライトに当ててみて、吸収体部分の厚みの違いを確認しました。 次はこの講習会のメイン「テープタイプの紙オムツ体験」です。 職員が二人一組になって、まずは普段と同じようにお互いに巻きあってみます。 立った状態で行ったので、少し難しかったのですが、背中や股関節の部分に「すきま」があり、この「すきま」が尿もれの原因となります。尿もれは皮膚トラブルの原因となり、カブレや褥瘡につながる恐れもあります。着衣の上からとはいえ、経験の長い職員が巻いても、思いのほか「すきま」が大きいことがわかりました。 講師の方にご指導を受けたあとにもう一度、お互いに巻きあってみます。 おむつをからだにぴったりフィットさせれば、モレないのですが、平面のおむつを立体的な人間のからだにあてるので、どんなふうにあてても少なからず「すきま」ができます。股関節部へのフィットのさせ方やテープの止め方を変えるだけで「すきま」が大幅に減りました おむつ交換は介護される人だけでなく、介護する人にも、思いのほか身体的・精神的な負担がかかります。交換の際のポイントを押さえておくことで、身体の負担を大幅に減らし、スムーズに手早くできるようになります。今回の講習のポイントはこの体型にあった巻き方を知り「すきま」を減らすことで、昼夜を問わず、ご利用者様にできるだけ快適にすごしていただく事です。 今回受講した紙おむつに限らず、福祉・介護用具も日々進化しています。講習会や勉強会を通して新たな情報収集や知識を得ることの重要性を痛感しました。 最後に、今回ご指導・ご協力いただきました白十字株式会社様 本当にありがとうございました。

2015年8月31日  11:40 AM |カテゴリー: てらもと総合福祉センター



























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