こんにちは。てらもとケアプランセンターです。
2月3日は節分でしたが、皆さんのお宅では、豆まきはされましたでしょうか。
最近は、豆まきよりも関西では、恵方に向かってお寿司の丸かぶりという方が多くなってきているようですが、我が家でももう何十年と豆まきをしたことがなく、娘の記憶にもない状態です。
毎年、母が巻きずしを作ってくれていたのですが、高齢に伴い、「今年は、作るのはもうしんどいわ。」と言うので、買ってくることにしました。
予約をしていなかったので、何とかスーパーで手に入れたお寿司を食べる事になりました。
いざ食べようとすると私は恵方を把握していなかったので、母に聞くと母が、「西北・・な・・・とか言っていた。」というので、私が「北北西か。」と言うと「神戸の方に向かって食べたらええねん。」とてきとうな返事。
という事で、そちらに向かって戴きました。
しかし、娘が帰ってきて、そのことを言うと「違うよ。そんな方向じゃなかった。」と。
早速調べると、西南西。
全く違う方向を向いて食べていました。
その日は昔のように豆まきをする事も、一人ずつ豆を取り分ける事もなく母は寝てしまったので、私達だけで年の数だけ豆を食べました。
昔は、本当の大豆を煎った硬い豆だったけど、今は、とても食べやすい。あっと言う間に食べてしまいました。
翌日母が、夕べ豆を食べるのを忘れて寝てしまったと言い、食べようと数えると70個しかなかったというのです。
母は今年、年女。全然足りません。
邪気を払う事も出来ず、今年の母の節分は、なんのご利益もない散々なものとなってしまいましたが、何とか、一年健康に過ごしてほしいものです。
ところで、高齢者にとって歳の数だけ豆を食べるのは、大変な事です。
煎り豆は噛むほどに口の中の水分を奪い、飲み込むときに変なところに入ってむせてしまったり。
縁起物だと年の数だけ食べようと頑張ってしまう方もいるでしょうが、くれぐれも気を付けてください。
“いざ”に備える学びを!!
窒息を起こし、顔色が真っ青になったら咳をさせると解消できるけど、高齢者は咳をする力が弱く、なかなか吐き出す事が出来ません。
万一、詰まった時には迅速に異物を取り除いてあげる事が肝心です。
異物除去の為の簡単な方法が新聞に載っていたので紹介しておきます。
まずやるべきは、背中をたたいて出す、「背部叩打法」
手の付け根あたりで、肩甲骨の間を下からたたきあげるように強く、迅速にたたく。
相手が体を起こしている場合、相手の背後から自分の片手を相手の脇の下に入れ、その手で下顎の部分を支えて顎をそらせて反対の手でたたく。
倒れている場合は、相手の横に座り、自分の方を向くように横向きにし、背中を強くたたく。
異物除去の前には、119番通報も忘れずに。
2015年2月10日
10:02 AM |カテゴリー:
てらもとケアプランセンター