こんにちは!てらもと介護用品レンタルです。
先週は全国的に大雪となり、ここ河内長野の市街地でも数十センチの積雪が見られる所もありました。
一面の銀世界というのも見るだけなら綺麗で良いのですが、交通が麻痺したり滑って転倒したりと生活をするうえでは困ったことが多いのも事実ですね。
雪が積もっていたり路面が凍結していたりする時は、特別な用事が無い限りは家に居るのが一番安全ではありますが、普段から家にこもりっぱなしというわけにはいきませんよね。
そこで“転ばぬ先の杖”ということで、今回は杖の様々な種類についてお話させていただきたいと思います。
杖には以下のようなタイプがあります。
①T時杖(伸縮タイプ)
調節ボタンで段階的に長さの調節ができ、身体にあった長さでお使いいただけます。
②T字杖(折りたたみ伸縮タイプ)
コンパクトに折りたためるタイプで、杖を常用する程ではないけれど、旅行先やお出かけ先で疲れた時用に、カバンに仕舞えて持ち運びに便利なタイプです。
伸縮ボタン付ですが、折りたたみの構造上①ほどの調節幅はありません。
③T字杖(一本杖タイプ)
杖そのものをカットして長さを合わせるため、それ以降の調節(伸ばす)ができません。
④多脚杖(多点杖)
接地面が4つ(一部3つもあり)あり、T字杖よりも安定性に優れたタイプです。
歩行が不安定な方や筋力が低下している方、または麻痺のある方等に適しています。
⑤ロフストランドクラッチ(前腕固定型杖)
前腕カフに腕を通し、握りと前腕の2点で体重を支えるタイプ。
腕の力を使えるので、握力が充分でない時に有効です。
その他、下半身に麻痺があったり、骨折や関節症等で下半身に体重をかけられない方に適しています。
⑥プラットホームクラッチ(肘支持型杖)
杖の上端に付いている横木に前腕を乗せ、その先に握り部があり、前腕全体で体重を支えるタイプ。
関節リウマチ等により、手指・手関節に強い負荷をかけられなかったり、手首や肘等を自由に伸ばせない方に適しています。
⑦松葉杖
通常、二本一組で使い、腋下支持バーに体重を預けることで、最も重い荷重に耐えられるタイプ。
足を骨折された方等が使われている様子を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
(④~⑦もある程度の長さ調節が可能です)
文字だけではイメージしにくいと思いますので、次のサイトを参考にしてください。
http://www.wheel-chair.jp/cane.php(日進医療器株式会社様)
このように杖には様々なタイプがあり、自分に適した杖を選択することが重要になります!
杖には耐用年数があり、一般的には3年程度といわれています。
そのため、長くお使いになる場合は特に定期的な点検が必要となってきます。
上記の④~⑦はレンタルの対象品目となりますので、てらもと介護用品レンタルでレンタル利用していただいているご利用者様には、定期的なメンテナンスを実施させていただいています。
なお、杖を利用する上でいくつか気を付けて頂きたいことがあります。
まずは杖の先についているゴム部分です。
このゴムは車のタイヤと同じで、接地面の溝が無くなると滑りやすくなりますので、溝がある程度減ってきたら交換時期が近づいていると思って、時々確認するようにしてください。
替えのゴムはてらもと介護用品レンタルでも取り扱っていますので、是非ご相談ください。
(杖により適合サイズが異なりますので、なるべく杖をご持参いただけるよう、お願い致します)
次に、よくあるご相談として、握り部分が欠けたりヒビが入ってしまったということで、握り部の交換をご希望される場合があります。
しかし、残念ながら握り部のみを交換できる杖はほとんど有りませんので、杖は倒さないようにストラップ等をご活用ください。
特に木製のものは上質感と引き換えに、傷つきやすく割れやすいものでもありますので、破損の可能性が気になる方には樹脂製(シリコン製)のものをオススメいたします。
最後にSGマークについてですが、SGマーク表示製品については賠償制度が確立されています。
製品の欠落により万が一、一般消費者の身体に障害が生じた場合、その損害を『製品安全協会』が保険会社と契約した生産物賠償責任保険によって賠償されることとなっています。
SGマーク表示の有効期間は購入日より3年間です。
SGマークについてのお問い合わせ先
製品安全協会
東京都中央区日本橋本町1-5-9共同ビル(本町1丁目)7階
電話番号 03-5255-3631
2月も半分が過ぎ、春の訪れまでもう少し!!
転ばぬ先の杖と共に、お散歩や行楽に出かけられる日が待ち遠しいですね!
2014年2月18日
9:00 AM |カテゴリー:
てらもと介護用品レンタル