症例1:1歳代、男児。ボタン型電池の誤飲
ボタン型電池、特にリチウム電池は放電能力が高く、胃内に長く留まると電気分解によって強いアルカリ性が生じ胃壁を損傷するリスクが高いとされている。従って、胃内にあるボタン型電池はマグネットチューブなどを使用して速やかに回収する方がよい。本例は既に小腸内に流出しており、下剤投与で翌日、便と共に排泄された。
症例2:40歳代、男性。直腸内に缶ジュース
自慰行為で直腸内に缶ジュースを挿入していたところ、取り出せなくなって来院した。腰椎麻酔下に肛門を広げて回収した。
症例3:40歳代、女性。膣内のタンポン
月経血を吸収していないタンポンは当然のことながら、棒状のair density として確認できる(→)。
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