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>画像所見 : A、B(発症時のUSと造影CT):単純CTおよびBモードUSでは左腎に異常を指摘できなかったが、腎梗塞の可能性も念頭に置いてドプラUSを施行すれば、左腎上部の血流信号の低下が疑われ、造影CTでさらに楔状の不染域が明瞭に確認できる。 C、D(5ヶ月後のUSと造影CT):腎梗塞部は瘢痕収縮している。 >診断 : 腎梗塞(renal infarction) >解説 : 発症初期の腎梗塞を通常のBモードUSや単純CTで指摘することは困難である。突然の発症といった臨床経過から血管性病変が疑われる場合はドプラUSで血流評価を行うことが重要であり、造影検査で診断は確定する。 |
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