日々の症例 35 石灰化を伴う子宮筋腫
35)
50
歳代(
A
)、
60
歳代(
B
)、女性。無症状。
>画像所見
:
腹部単純
X
線像で骨盤腔内に桑の実状の粗大な石灰化巣がみられる。
>診断 :
石灰化を伴う子宮筋腫(
calcified uterin leiomyoma
)
>解説 : 子宮筋腫は様々な程度に変性を伴い、約数%の頻度で石灰化がみられる。特に、本例のような粗大石灰化が集蔟したいわゆる桑実状の石灰化は特徴的で、卵巣腫瘍を否定する根拠ともなる。
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