221)14歳、女性。右膝痛 |
>画像所見 : 右大腿骨骨幹端の後内側部で骨皮質の欠損像がみられる(←)。 >診断 : 大腿骨遠位皮質骨不整( distal femoral cortical irregularity ) >解説 : 皮質骨不整は、以前はcortical desmoid、avulsive cortical irregularityなどとも呼ばれていた。筋の張力によるストレスに起因し、小児期から青年期に好発する。最大のポイントは年齢と病変の部位で、大腿骨遠位骨幹端後内側の筋付着部(大内転筋あるいは腓腹筋の内側頭)の骨皮質の限局性溶骨性変化とその周囲の硬化性変化がみられる。両側性のことも多い。 |
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