日々の症例 216 臀部脂肪腫と坐骨ヘルニア
216
)
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歳代、女性。特に症状はない。
>画像所見 :
左上殿筋と小殿筋の間に大きな脂肪腫
(
※
)
があり、この脂肪塊は梨状筋下縁から骨盤腔内にも入り込んでいる。
>診断 :
臀部脂肪腫と坐骨ヘルニア(
lipoma, sciatic hernia
)
>解説 :
大坐骨孔は梨状筋で塞がれているが、この梨状筋の上下の隙間に生じるヘルニアをそれぞれ、上梨状筋型ヘルニア、下梨状筋型ヘルニアと呼び、小坐骨孔ヘルニアと合わせて坐骨ヘルニアと総称される。
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