135-1)50歳代、女性。スクリーニングUSで肝腫瘍を指摘された。 |
>画像所見 : 肝S3に15mm大のLDA(→)があり、造影CT早期相で辺縁部から増強され、実質相ではほぼ全体が濃染している。この腫瘤の背側には1cm大のliver cystもみられる。 >診断 : 肝血管腫(cavernous hemangioma of the liver) >解説 : 肝血管腫は肝良性腫瘍中もっとも高頻度にみられ、剖検例の検討では0.4〜7.3%の頻度でみられる。本例は、典型的な肝血管腫の濃染パターンを示しており、size も小さいことから、1年毎のUSによるfollow upで十分と思われる。 |
135-2)70歳代、男性。 |
>画像所見 : 単純CTでみられるLDAはややいびつな形状を示し、HCCでみられるような緊満感がない。造影CTでは辺縁部からcotton wool様に濃染が始まり、門脈相から後期相にかけてほぼ均一に腫瘤全体が濃染、持続している。典型的な肝海綿状血管腫といえる。 >診断 : <メモ> |