122) 20歳代、男性。軟便。 |
>画像所見 : 注腸X線検査:終末回腸に顆粒状の隆起が密集し、Bauhin弁近くではfold肥厚様の不整形隆起(Peyer板)も多発している。 >診断 : リンパ濾胞増殖症(lymphoid hyperplasia, Peyer patches) >解説 : 軟便の精査で注腸X線検査を行ったところ、終末回腸に多数のパイエル板とリンパ濾胞がみられた。リンパ濾胞増殖は若年者では正常でも高率にみられる変化であり、病的意義は少ない。種々の刺激に対するリンパ装置の反応性増殖と考えられているが、真の原因は不明である。 寺元記念病院画像診断センターへ |