106-1) 60歳代、女性。心臓内の異物回収 |
106-2) 80歳代、女性。またまた血管内の異物回収 |
>画像所見 : 断裂した中心静脈カテーテルが肺動脈から右心系を通って右肝静脈にかけて迷入している。遺残カテーテルの両端はいずれも血管壁と接しており、ループを掛けられなかったため、pigtail catheter で遺残カテーテルを絡めて下大静脈まで引き抜き、次いで、0.014
インチ のワイヤーを二つ折りにして作成したループでカテーテル遊離端を捕獲して体外に回収した。 >診断 : IVH断裂カテーテルの回収 >解説 : 体内に流入した断裂カテーテルの回収のため、他院より紹介された症例である。IVH を入れ替える際に、固定用の糸と共にカテーテルも切ってしまったものと思われるが、本来、あってはならないことである。本例の主治医(他病院、外科医)は2年前にも同様のカテーテルトラブルを起こしている! 寺元記念病院画像診断センターへ |