104) 80歳代、女性。スクリーニング。 |
>画像所見 : 両側大脳基底核と小脳歯状核に左右対称性に石灰沈着がみられる。大脳鎌前部にも濃厚な石灰化がみられる。 >診断 : 大脳基底核および大脳鎌の生理的石灰化 >解説 : 加齢と共に大脳基底核(主に淡蒼球)や小脳歯状核、大脳鎌に生理的な石灰沈着をきたすことはまれではない。但し、若年者で同部に高度の石灰化がみられたり、痙攣発作などの症状がある場合には内分泌疾患(副甲状腺機能低下など)や先天性異常(Fahr病など)なども念頭に置いて精査する必要がある。 寺元記念病院画像診断センターへ |