86-1)40歳代、女性。便秘。 |
>画像所見 : 胸部単純X線写真で右下肺に一致して多量の消化管ガス像がみられる。CTではこのガス像が肝前面から肝と横隔膜の間に嵌入した結腸のものであることが分かる。 >診断 : 結腸嵌入症(キライディティ症候群Chilaiditi syndrome) >解説 : |
86-2)60歳代、男性。脳梗塞で半身麻痺があるが、消化器症状なし。 |
>胸部単純X線写真 : 右横隔膜に重なってガス像がみられる。よく観察すると、ハウストラも確認でき、結腸ガスであることが分かる。 >診断 : 結腸嵌入症(キライディティ症候群Chilaiditi syndrome) >解説 : 肝前面から横隔膜下に消化管ガスが見られることはまれではない。特に症状がなければChilaiditi syndromeなどと病名をつけるほどのことはない。 |
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