日々の症例 103 ガムナ・ガンディ結節





103) 60歳代、男性。肝硬変。

>画像所見 : 
US : 脾腫があり、脾門部に拡張した側副血行路が明らか。脾内に点状〜索状高エコーが多発している。
CT : 肝表面に凹凸が目立ち、進行した肝硬変症である。脾内に網目状に石灰化巣がみられる。
>診断 : ガムナ・ガンディ結節(Gamna-Gandy nodule)
>解説 : 門亢症などに伴ううっ血性脾腫では、脾内に小出血をきたしやすく、二次的にヘモジデリンや石灰沈着をきたしたものはガムナ・ガンディ結節と呼ばれる。病的意義は少ない。MRIでは点状の低信号として初期の段階から鋭敏に確認できるが、USでも多発する点状〜索状高エコーとして描出される。


                                 
                              
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